常々感じることなのですが、絵本というのは大変な表現だな、と。
大好きなデザイナーの一人であるポール・ランドが奥さんと共著した『ちいさな1』然り、昨年映画にもなった『かいじゅうたちのいるところ』然り、 あらゆる表現に関わる者にとって、インスピレーションの泉となりうるものだと思います。本書は、そんな絵本の”アートとしての魅力”に触れられる良書です。
紹介されている作品も、
・ブルーノ・ムナーリ『きりのなかのサーカス』
・レオ・レオーニ『あおくんときいろちゃん』
・ワンダ・ガアグ『100まんびきのねこ』
・長谷川集平『はせがわくん きらいや』
など、絵本としてだけではなく、表現として重要な作品ばかりです。これらの作品の魅力をひもときながら、アートとデザインと言葉の関係を丁寧にまとめています。
児童文学に興味がある人だけではなく、表現に関わるすべての人におすすめの一冊です。今回は、該当図書だけではなく、私の好きな絵本も一緒にご紹介します!いずれも名作ですので、興味のある方はぜひ!!