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『ザグを探せ!』マーティ・ニューマイヤー著 ブランンディングの骨が書かれた良書

著者のマーティ・ニューマイヤー氏は、アップルやアドビ、ネットスケープなど名だたるIT企業のブランディングに関わってきた方だそうです。ご本人が元デザイナーということで、理論と感覚がすんなりつながる分かりやすい本でした。

本書のキーワードである“ザグ”は、“ジグザグ”の“ザグ”ということですが、その辺りの説明は前書きに書いてあるのでよいとして、主張をザクッとまとめまると、

  1. ブランドは消費者の心にあるもの。
  2. 消費者の心の中にブランドを打ち立てるためには、極端な差別化が必要。(それによって突き抜けることができる)
  3. そのためには、他社がいない所(自社のストロングポイント)を探せ。
  4. ブランド育成初期は当初の方針を頑として貫くべきだが、時流を見て修正を加えることを忘れずに。

の4点です。3番目までは、いわゆる『ブルーオーシャン理論』と似ているのですが、4まで突っ込んでいるところが、実ビジネスで様々な企業のブランディングに関わってきた著者らしく、説得力があります。

個人的には、『パーミション・マーケティング』のセス・ゴーディン氏などに通じる“仕事をする楽しさ”を感じた一冊でした。「最近ちょっと疲れ気味」というマーケティング担当の方などにオススメです。元気がでると思います。

マーティ・ニューマイヤー氏詳しい経歴はこちらをどうぞ。

ちなみに、マーティ氏のTwitterがめちゃめちゃ面白いです!刺激になります。僕もフォローしました。

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