最近ちょっと聞かなくなってしまったキーワードですが、ソーシャルメディアを運営する上で非常に重要な要素の一つ「キュレーション」について書かれた本です。
文章はちょっとバタ臭い(笑)ので、とっつきにくいかもしれませんが、海外におけるコンテンツ・マーケティングの状況を一旦整理して考えてみるには良書だと思います。
著者のスティーブン・ローゼンバーグは、MTVの「MTVアンフィルタード」という大ヒット番組の立役者で、米国の大手動画キュレーション・プラットフォーム・Magnify.netの創立者兼CEOとのこと。
考え方はごくシンプルで、
- インターネット上のコンテンツがものすごい勢いで増えている。
- これだけ増えると検索エンジンで探しても、望みのものにたどり着けない。
- だから、コンテンツのキュレーションが必要になる。
- でも、キュレーションについて「剽窃」だと批判する人もいるね。
- まあ、最終的には「キュレーションこそ王様」という世の中になっちゃうと思うけどね。
というものですが、事例がとても多いので非常に参考になります。